九州大学との共同開発で生まれた、糸島パッションフルーツ

宮本陽光農園(福岡県)

福岡県の糸島で亜熱帯植物のパッションフルーツが採れるとは驚きですが、この夢のある果物は九州大学のITハウス構想で実現しました。

「もともとはトマト栽培をしていたのですが、2010年に、九州大学が農家のために遠隔でハウス管理をするITハウスを作るという構想を進めていることを知り、ぜひ参加させていただきたいと手を上げました。農法はアナログ、一方でハウスの温度などの環境管理はハイテク技術を用いるというものなのです」と、農園主の宮本道興さん。作物は、「糸島にないものを作ろう」と、パッションフルーツに挑戦することにしました。

「最初の1~2年は思うように出来ず、苦労しました。栃木や沖縄に視察に行ったり、園内にハチの巣箱を置いたり、ヤギや鳥を飼ってみたり…。試行錯誤するうち、ようやく自分なりに納得のいくパッションフルーツが実りました。その時は嬉しかったですね」(宮本さん)

開花時期には筆による受粉という、こまやかな手作業を、1日に1,000個も行うとか。健康に育つよう、BM活性水を与え、そこに還元塩を加えるなどの独自の工夫も施します。ハウス内の畝にはふかふかの藁が敷き詰められているのですが、そこに鶏糞などの有機肥料を与え、やがては藁自体も堆肥になるという見事な循環が完成。実にこまやかな“手入れ”から、メイド・イン・糸島のパッションフルーツが生まれるのです。

「生の実の美味しさはもちろん、ゼリーやヨーグルトなどに合わせた際の食感や風味もぜひ楽しんでいただきたいです」と、宮本さんと妻の幹子さん。愛情込めて育てられたトロピカルフルーツの爽やかな味と香りが、「或る列車」のテーブルに元気を届けてくれます。

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