自然と共生する農園に咲く、可憐なエディブルフラワー

あじむ 風と大地の農園(大分県)

大分県の安心院(あじむ)はワインの産地として有名ですが、そこで「自然と共生する」農業を実践している農園が「あじむ 風と大地の農園」。代表の太田有宣さんは、晴れやかな笑顔で農業への想いを語ります。

「実家は農家ではなかったのですが、10代でオフロードのバイクレースにはまり、野山に赴くたびに『自然はいいな』と憧れを持つようになり、20歳で就農しました。のちに農薬や化学肥料に依存した農業に疑問を感じ、“医食同源”に取り組む大分市の病院に露地野菜を提供する仕事を開始。野菜全般から米、麦、大豆と、さまざまな農産物を安心・安全なやり方で手がけるようになりました」

この取り組みの中でさまざまなアプローチでの農法を実践し、安心院に好立地を見つけて独立することに。

「現在の地に来た当初はブドウを育てていたのですが、なかなか難しく試行錯誤の繰り返しでした。そのプロセスの中で、ハウスの中に循環環境を作る独自農法を開発し、今回『或る列車』に採用していただいた食用花の生育に成功したのです」

その食用花(エディブルフラワー)が、写真の可憐な花々。ナスタチウム、パンジー、なでしこ、バラ、金魚草、八重咲きのインパチェンス…。こんなにも美しい花々が、すべて食べられるという驚き。九州の生産者の気概が込められた、目にも美味しい一皿を、どうぞお楽しみに。

その他の記事

もっと見る

或る列車・36ぷらす3 お問合せ窓口

Tel.092-474-2217

営業時間:9:30〜17:00(火曜日・年末年始休業)