ゼロから自分たちの手で…“真実のお茶”への挑戦

北村製茶(長崎県)

長崎県北松浦郡の南端、標高360mのところに位置する佐々町・牟田原開拓地。遠くには平戸や五島、九十九島を望む風光明媚な地です。

北村ブランドの創設者・北村親二さんがこの高台に茶畑をつくるべく開拓に入ったのは、昭和29年。親戚からの猛反対を受けながらも、「自園名のお茶を売りたい」と一家で開墾・栽培・行商に奮闘します。

転機が訪れたのは昭和44年、佐世保の消費者団体から「北村さんに無農薬のお茶を作ってほしい」と要望があったことです。当時はまだまだ“有機”“無農薬”という意識が根付いていない時代。再び周囲からの反対の声を受けながら、最初の数年間は病害虫に悩まされ、収穫量も3分の1に激減・・・経営悪化に耐えながら試行錯誤を繰り返し、やっとめどがついたのは昭和50年でした。

それから今日までの長い年月。人々がふれあい、つながり、地域に愛され、たくさんのお客さまが訪れる茶畑がそこにはあります。

その開拓の歴史と有機栽培技術は、農林大臣賞をはじめとする数々の賞を受賞し、「北村製茶」は長崎県有機JAS第1号を取得、さらに平成24年11月には黄綬褒章の栄誉にも輝いています。

「或る列車」車内でもひときわ好評であるこの緑茶は、美しく澄んだ緑色と豊かな味わいが特長で、スイーツとも相性抜群。北村ブランドの長年のこだわりが生み出した絶品のお茶を、ご堪能ください。

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Tel.092-474-2217

営業時間:9:30〜17:00(火曜日・年末年始休業)